Perfection / 完璧性

子供はそのままで完璧な存在です。生まれながらにして、幸せに生きていく上で必要となる全ての能力の小さな種を持っています。教育はその種の発芽を見守り、すくすくと育つ環境を守り耕す事。その種の発芽し成長するタイミングは、子供によって様々です。発語の力、聞く力、身体表現の力など、どの種の力がどのように発露するのかを観察し、大人も子供と共に考え、向き合い、学び合う事が大切だと考えています。子供は完璧であると周りの大人が理解し、子供の体験を否定することなく見守り、導くことで、子供の自己肯定感を高め、自尊心を養います。

Play / あそび

吉野杢藝では子供が行うもっとも重要な活動は”あそび”の時間を過ごす事だと考えています。子供はあそびを通して、呼吸、姿勢、動きなどの身体能力をはじめ、コミュニケーション能力、情緒力、論理力を合わせた思考力を身につける事が出来ます。しかし、現代の社会では、遊ぶ場所、子供が出会い遊ぶ機会、そして時間が不足しています。遊ぶことと、娯楽を消費する事は異なります。家の中や、限られた空間、環境の中で、偏った内容の遊びをすることを余儀なくされている状況にあります。吉野杢藝では”あそび”を幼児教育の根幹に据え、アート、リトミック、身体表現を通じて、非認知能力と認知能力を育みます。

Meet / 出会い

プログラムに参加することに加えて、吉野杢藝では、人との出会いを重要な学びの要素として捉えています。どのようなプログラムに参加するのかと同等に、自身がどのような環境や、交友関係の中に置かれているのかは、人に強い影響を与えます。人は日々、与えられた環境の中で、自身で選択を続け、人間関係を構築していきます。園のクラスで仲が良くなる友達、近隣の友だち、公園の仲間など、さまざまな人間関係が生まれます。吉野杢藝での活動の中でも、子供たちが出会う事が出来、コミュニケーションを促し、交流が生まれる場づくりを行います。